西畑 皎子(にしはた きょうこ)

保の最愛の妻。結婚前はタイプライターの講師をしており、今はワープロで原稿お起しを行い家計を支えている。夜間中学に通う保を見るともなく、そっと見守り続ける。

comment

脚本を読んで本当にすごく素敵なご夫婦のお話だと思いました。舞台が奈良県なので関西弁での演技が少し不安でしたが、鶴瓶さんと夫婦役をやらせていただくこんなチャンスはないと思い、参加させてもらうことを決めました。
この作品に出会ってはじめて映画の元となった西畑保さんの実話を知りました。大人になってからでも何かを始めて、達成することができるのだと希望が持てるお話です。
物語自体は日常が描かれています。だからこそ、鶴瓶さんと一緒に夫婦の空気感やテンポを大切にしています。ワンシーンの積み重ねひとつひとつが、最後に大事な思い出のひとつひとつになる。そういう作品だと思って、鶴瓶さんをずっと見つめていろいろ発見したいですし、その時間を大事にしようと思います。

profile

1967年11月28日生まれ、長崎県出身。1983年、映画『時をかける少女』(大林宣彦監督)でスクリーンデビュー。以降、多数の映画、ドラマに出演。そしてドキュメンタリー番組などのナレーションを担当するなど幅広く活躍。また、歌手としてもデビュー当時からコンスタントにアルバムを発表し、鈴木慶一、 トーレ・ヨハンソン、伊藤ゴローなどさまざまなアーティストとのコラボレーションが話題に。主な出演作に『落下する夕方』(98)、『サヨナラCOLOR』(05)、『紙屋悦子の青春』(06)、『しあわせのパン』(12)近年では、『星の子』(20)、『砕け散るところを見せてあげる』(21)、『あなたの番です 劇場版』(21)などがある。